健康、地域貢献、そして意識

学内近況

中間学年では成人看護学の中で「ヘルスプロモーション」という講義があります。

*ヘルスプロモーションとは

WHO(世界保健機関)が1986年のオタワ憲章で提唱し、

2005年のバンコク憲章で再提唱した新しい健康観に基づく21世紀の健康戦略。

「人々が自らの健康とその決定要因をコントロールし、改善することができるようにするプロセス」と定義されています。



この講義では「看護」だけではなく「疾病の予防」「健康の推進」について幅広く学びます。

健康診断が義務付けられ、個々の健康管理を職場、自治体などが核となって、

健康に対しての意識を高めていくことを学ぶ、それもこの講義の重要な要素。

座学で人々を取り巻く環境、背景、予防策などを学んできましたが、

終講の2コマで自治体が行っている健康増進活動の一つを体験させていただきました。



八戸市のお隣「南部町」で取り入れられている体操「3つの花」。

 町出身のシンガーソングライター 坂本サトルさん作の「3つの花」という楽曲をアレンジし、

それに誰もが無理なく運動習慣をつけられる、そんな内容になっています。


体操の中盤ではさくらんぼの名産地「南部町」、そのさくらんぼを思わせるかわいい振付が入っていて、

高齢者の方も無理なくできる体操に仕上がっています。

この体操を南部町役場からお二人の保健師の方々にレクチャーいただき、

教室から多目的ホールに場所を移して、早速TRY!



軽快な音楽にのせながら、普段なかなか意識して動かしていない筋肉を少しずつ無理なく動かす。

しかしながら、これまた普段から運動不足な学生には少々「あれ?」な表情も見受けられていました。

が、1回目、2回目と進めていくに従い、少しずつ優しく毎日動かす、それが大事なのだと実感。


保健師さんのご指導で「体操」のみならず、

健康増進、疾病予防、そして地域貢献。

今回、それらの役割にも看護師が大きく関わっていくことを学ばせていただきました。




ご指導くださいました、藤嶋様、相内様、どうもありがとうございました。




さぁ、基礎看護実習Ⅱを控えている中間学年の皆さん、

心と体の健康、強く意識して、毎日の体操に励みますぞ!