訓練あってこその行動実践 ~秋の防災訓練~
9月14日 水曜日。
すっかり秋の気配となった空の下で、秋の防災訓練が行われました。
今回は火災想定。
講義の兼ね合いで、最終学年は午前中に、1年・2年は午後にわかれての実施となりました。
学内では実際にホースを伸ばしての模擬消火や、防火壁(シャッター)を下すなど
普段触れたり見たりしないことも経験し「いざ」に備えました。
避難が終わって教室へ戻ったあとは、各自の備蓄物品の確認。
まだまだと思っていた食品や水の消費期限が切れていたり、
備蓄としては不足している物品などをあらためて確認しました。
災害がないときだからこそやっておきたい、備えておきたい準備。
各自の意識の再認識を促す訓練となりました。
・・ただ残念なことに今回の防災訓練は、目標としたタイムをオーバーしてしまいました。
報告の遅れ、認識の間違いが一因となりました。
訓練でよかった。訓練あってこその行動実践です。
今一度、気持ちを引き締めなければと痛感しました。
また、訓練後の講評ではこんなお話がありました。
<避難の際に守るべきルールに、「お・は・し」というものがあります。
・「お」は、「押さない」です。
避難の列がなかなか前に進まないと、どうしても押したい気持ちなってしまいます。
避難を急ぐ気持ちはわかりますが、前の人を押すのは非常に危険な行為です。
「ドミノ倒し」になってしまい、多くの人が怪我をしてしまうおそれもあります。
・「は」は、「走らない」です。
火事の煙で前がよく見えない中、走るとつまづいてしまったり、
何かにぶつかって怪我をしてしまうおそれもあります。
結果避難も遅れてしまうので
校舎を出るまでは絶対に走らないようにしましょう。
・「し」は、「しゃべらない」です。
おしゃべりをしていると先生の指示や校内放送が聞こえず、
どのように避難したらいいのかがわかりません。
おしゃべりはいつでもできます。
今回の訓練では応接室、学友会室から火災が発生しましたが、
火事はどこから発生するかわかりません。
さまざまな場合を想定して、どの経路から避難するのが一番安全か、
各自日頃からよく考えておくようにしてください。
追伸:ハンカチは常に持ち歩く習慣をつけましょう。>
今日の経験、学びをこれからに生かしましょう。
皆さんお疲れさまでした。